石材新聞ニュース 2020年10月25日号
1面 都石連が東京都行政担当者と意見交換
都立多磨霊園において樹林墓地(樹林型合葬埋蔵施設)が来年完成することが明らかになりました。この情報を受けた東京都石材業政治連盟では10月16日、都議会自民党霊園問題研究会とともに東京都からの説明を聞くための説明会に出席しました。
2面 石材店が紡ぐ「我が家の建墓物語」
お墓づくりのプロである石材店が我が家のお墓をつくる場合、どのような点にこだわって設計していくのだろうか。そこには石のプロとしての技術や、お墓への強い想いも込められることだろう。今回は福島県いわき市の根本石材㈲における我が家の建墓物語を取材させていただきました。
3面 石材店のための法律講座
小売石材店からの質問です。「お墓を完成して引渡後6~7年経ってから、お客様から墓石の表面にヒビが発生したというクレームがありました。黒系の石を墓石に使用したのですが、夏の暑さや冬の寒さなど寒暖の差が激しい場所に建立していたために起きたものと考えられます。このように製作・完成時には品質上、まったく問題のなかった墓石が自然(寒暖)の影響を受けヒビが入ってしまった場合、それを建立した石材店の法的責任について教えてください」。
4面 石材加工メーカーの今/㈱マル邦石工房
香川県・庵治産地の石材加工メーカーである㈱マル邦石工房ではコロナ禍における時間を活用し、工場内の大規模な整理・改善作業を進めると共に、展示場内のリフォームも行ないました。今回の工場・展示場のリニューアルに込めた想いや今後へのビジョンなどについて同社・額田雄一社長にお話をうかがいました。
5面 小売石材店レポート/㈲いづか石材店
愛知県刈谷市のいづか石材店が10月より展示場を大幅にリニューアルしました。屋内外にそれぞれ設置した大型モニターや、心地よい音楽を奏でる自動演奏ピアノなど、柔軟な発想・アイデアを活かした取り組みが随所に見られています。今回のリニューアルに込めた想いなどについて、同社五代目の猪塚高章氏と六代目の猪塚有彩氏にお話をうかがいました。
11面 永代供養墓レポート「埼玉県久喜市・吉祥院」
今年5月、埼玉県久喜市の吉祥院に建立された永代供養墓は宝塔を中心に、そのまわりに植栽が施され、十二面体の石造基壇で囲うデザイン。特筆すべきは、この永代供養墓全体で十三仏を表現していること。同墓所の設計・デザインに込めた想いや主な特徴などについて取材しました。
好評連載中
10面 石造美術オタクのひとり言「箱根山五輪塔(3基)」
12面 吉田岳氏の不易流行「戦争の記憶と慰霊」
12面 石ノ声「自宅墓②」