石材新聞ニュース 2015年9月25日号
1・2面 「供養」習慣が「やさしさ」育てる・民間企業と尾木ママが共同調査
㈱日本香堂は去る9月11日、『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』調査の結果を発表した。この調査のきっかけは、テレビでもお馴染みの「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏の発言で、『供養行為に対する子ども達の経験頻度と彼等のやさしさの度合には強い関係性があるはず』という見解をもとに、㈱日本香堂が尾木ママに共同検証を申し入れ、今回の調査が行われることになった。
3面 石材店のための法律講座
去る9月21日、6歳の子供が神社の石灯籠の一部の下敷きになって倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたという記事が新聞等で報道された。この出来事は石材業界として看過できないものであり、今号では同様のケースにおける法的見解などについて、弁護士の戸部秀明先生に回答いただいた。このような事故が二度と起きないようにするためにも、業界全体で安全性への意識向上、注意の喚起が求められる。
4~7面 特集「石材商社は今③ 中日本編」
昨年春の増税以降の景気の落ち込み、円安傾向が続く為替相場、マスメディアによる墓じまいの報道など、墓石業界に逆風が吹く昨今、石材流通の最前線に立つ卸商社は現状をどのように捉え、またどのような対応をしているのだろうか。今回の特集では中日本の石材商社7社(㈱イシフク、㈱犬塚石材本店、㈲コーレイ物産、清水組石材工業㈱、㈱ジーテー貿易、㈱石彩、藤田石材㈱)を取材した。
8面 採石場を舞台に創作活動を展開
今年8月16日より約1ヵ月間、伊達冠石、紀山石の採掘元として知られる大蔵山スタジオ㈱では、国内外の彫刻家を招いたワークキャンプを開催した。今回で4回目となるこのワークキャンプは、複数の彫刻家に採石場に滞在してもらい、創作活動をしてもらうもので、伊達冠石の採石が終わった丁場跡地の環境復元の課題に対して、大地の立体造形という作業で応えることを目的にもしている。
9面 日本の加工と職人を守るために一致団結・第43回技能五輪国際大会に水村仰氏(香川県)出場
技能五輪国際大会の第43回大会が、8月11日から8月16日にかけてブラジル・サンパウロ市で開催された。石工部門の日本代表は、昨年の技能五輪全国大会で日本一に輝いた㈲岡本石材(香川県高松市)の水村仰氏。ブラジルに同行したエキスパート役の白井保浩氏(香川県高松市・白井文雄石材店)、㈲岡本石材の岡本俊之社長をはじめ、出場に尽力した皆さんにあらためて今大会を振り返ってもらった。
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15面 石造美術の基礎知識「円形の塔身21」
15面 心あたたまる接客のかたち「意識を向け、手をかけると商品も踊り出す」