石材新聞ニュース 2012年3月25日号
3月25日号の主な掲載内容
1面 「津波記憶石」気仙沼市立小泉小学校に建立
一般社団法人「全国優良石材店の会」(全優石・吉田剛会長)では去る3月4日、東日本大震災での津波の事実と教訓を後世に伝えるとともに、亡くなられた方々の慰霊の気持ちを込めた「津波記憶石」第2号「津波の教え」を気仙沼市立小泉小学校(宮城県気仙沼市本吉町)地内に建立、同月16日に除幕式を行った。
2面 和歌山県那智勝浦町・犠牲者慰霊碑を建立
昨年9月2日、和歌山県地方を襲った台風12号の集中豪雨による土石流などで、28人が死亡、行方不明者1名を出した和歌山県那智勝浦町で、3月18日午後1時から、遺族ら関係者多数が出席して、「犠牲者の合同慰霊祭」と「慰霊碑の除幕式」が行われた。
3面 石材店のための法律講座
質問 「新聞の折込チラシに『限定5基特別価格で販売』と掲載されていたので、すぐに行ってみると、完売したといわれ別の墓石を奨められた。限定5基というチラシは嘘ではないか」という石材店に関する苦情が国民消費生活センターに寄せられていると聞きました。そのような広告をした石材店に罰則は科せられないのでしょうか。
また、他社が開発したものを、自社オリジナルの墓石として販売していたり、お墓ディレクター取得者がいない(過去はいたが現在はいない)にもかかわらず、「お墓ディレクターのいる店」という看板を掲示して販売しているような場合、法的にどのような罰則が科せられるのでしょうか」。弁護士の戸部秀明先生に回答いただいています。
6面 第12回中国厦門国際石材展示会
「第12回中国厦門国際石材展示会」が、去る3月6日~9日の四日間、中国福建省・厦門の国際会議展覧中心で開かれ、盛況を博した。今回の展示会は欧米などの経済危機にもかかわらず、昨年の1370社を上回る1500社余が出展。日本を抜いて世界第二の経済大国に躍進した中国を象徴するように、世界の石材業界より注目を集める厦門国際石材展に成長。中国国内の需要増とともに、石材取引の世界的な広がりが伺えた。
7面 日中両国業界の現状・課題等を共有
第12回中国厦門国際石材展示会期間中の3月7日午後2時から、展示会場3階会議室で「中日石材交流会」が開かれた。今回の交流会には、墓石、建築関連など石材に関する幅広い分野から多数参加。日本・中国両国石材業界に関する様々な情報・意見とともに、人手不足が懸念されている中国石材工場での工員の状況や機械による石材加工の自動化への見解、日本の業界事情などについて紹介され、日中双方の現状・課題等を共有した。紙面ではその内容を紹介している。
12・13面 第9回お墓ディレクター検定1級問題と解答
弊紙3月5日号に掲載の「第9回お墓ディレクター検定・2級問題」に続き、今回は1級問題を掲載しました。受検さらた方は復習として、受検されなかった方も、ぜひ自身の知識をチェックするためにトライしてみてください。なお、1級検定はマークシート問題以外に小論文問題を出題されています。
好評連載中
5面 霊園レポート「比叡山延暦寺大霊園」
10面 新企画「石材店の先にいるお施主の笑顔のために~メーカーマンの想い~」
14面 石屋として~地域密着だからできること~
15面 映画の中の「お墓」と人間の死について「忍ぶ川」
15面 丁場のおかみブログ「石の音を体感できる“山石屋”の醍醐味」
16面 石造美術の魅力「宝篋印塔の話107」
16面 これからの墓「墓活」