石材新聞ニュース 2011年3月25日号

3月25日号の主な掲載内容

1面 燃料・接着剤不足で対応難
未曾有の大震災発生から約半月。石材業界でも今回の地震では東北地方だけでなく、関東、甲信越地区までの広範囲で被害が出ているほか、3月15日には静岡県富士宮を震源地とする震度6強の地震も発生。彼岸前後という時期も重なり、各被災地周辺の石材店には墓所の修復依頼が数多く寄せられている。しかしながら、ガソリン・軽油等の燃料不足、接着剤等の材料不足、余震等の影響などでスムーズに対応できない地域も多いようだ。

2面 地震の被災状況を次世代の財産に
東日本大震災の被災地周辺では墓所の修復対応に追われている石材店も多いというが、石材店として、どのようなことに注意すべきか。これまで地震被災地の墓地調査等を数多く行ってきた服部仁氏に、今回の地震に対する見解と石材店へのアドバイスを聞いた。

3面 石材店のための法律講座
質問「東北地方太平洋沖地震で隣のお墓が倒れて、お客様のお墓が傷つけられてしまいました。このような場合、隣のお墓の所有者に責任はあるのでしょうか?」法律的見解を弁護士・戸部秀明先生に回答いただいています。

4・5面 マンスリー特集「真壁石」
古くから墓石材や建築材として使われてきた真壁石。今なお関東を中心に、根強い需要を誇る国産御影石の代表格である。今回はこの「真壁石」にスポットを当て、なぜ真壁石がこれほどまでに普及し、定着することができたのか、その魅力を再認識してみたい。

10・11面 中国厦門国際石材展示会
「第11回中国厦門国際石材展示会」が去る3月6日~9日の四日間、厦門の国際会議展覧中心で開催された。今回の展示会では1370社(海外からは300社)が出展。中国国内の需要増と石材取引の世界的な広がりが伺えた同展示会の様子をレポートする。

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