石材新聞ニュース 2009年3月25日号

3月25日号の主な掲載内容

1面 世界トップクラスの石材展に伸張 第9回厦門国際石材展示会開催
第9回中国厦門国際石材展が、去る3月6日(金)~9日(月)の四日間、厦門市の厦門国際会議展覧中心で開かれた。主会場の右手に新設された展示場ほか、昨年にひき続き主会場3階も使用され、展示面積も9万㎡、5千ブース(前回より1.5万㎡、800ブース増加)に拡大。出展企業も中国国内域の石材企業850社、同加工機械工具150社、海外より200社の約1200社が出展し、商談、交流が繰り広げられた。

3面 石材店のための法律講座
質問『亡くなったご主人の遺言に自分の好きだった「○○湾に散骨してほしい」と書いてあったそうです。奥様は故人の希望をかなえてあげたいようですが、どのような場所にお骨を撒いても問題は生じないのでしょうか?』法律的見解を弁護士・戸部秀明先生にお答えいただいています。

4面 五百年の歴史を刻む・㈱青木石濱
神奈川県小田原市・㈱青木石濱の創業は1492年。「先祖が北条早雲・徳川家康公認の石匠棟梁をしていた」という歴史ある石材店である。同家歴代は小田原城・江戸城・駿府城などの築城・修復事業を担っており、その実績・信用の大きさは計り知れないものがある。現18代・青木信浩氏に同社の歴史・エピソードなどを聞いた。

5面 総ビアンコ・カラーラ製墓石建立 
宮城県仙台市青葉区・満勝寺に総イタリア産ビアンコ・カラーラ製のオリジナルデザイン墓石が建立されている。同墓石の施主は仙台市内に住む一級建築士・片倉氏夫妻で、寿陵として建立されたもの。同墓石を受注した㈱齋藤石材・齋藤浩社長に、片倉家墓所のデザインコンセプト・こだわり等について聞いた。

第1回日中石材協議会始動…6・7面
厦門国際石材展覧会会期中の3月7日午後2時30分より、展示会場の厦門国際会議展示センター4階会議室において「日中石材協議会」が開催された。同協議会は、昨年6月、日本石材産業協会年次大会で開かれた「日中石材討論会」において「不定期に開催する討論会や懇談会では情報交換に留まり、両国業界が抱える本質的な問題解決に至ってない。双方の代表者による協議会を定期的に開催し、実効性のある具体的なアクションに繋げたい」との共通見解を受けて開催されるもの。昨年10月に厦門で企画された設立準備会を経て、このほど正式スタートが切られることとなった。4時間にわたって開催された会議内容をレポートする。

好評連載中
14面 大仏師・長岡和慶コラム「和のこころ」
15面 オダッチの気になるホームページ考
16面 吉河功の石造美術の魅力「宝篋印塔の話⑧」
16面 これからの墓「英文字の墓碑銘」