石材新聞ニュース 2009年3月15日号

3月15日号の主な掲載内容

1面 6月13日~14日・あじストーンフェア2009
庵治産地恒例の石材展示会「あじストーンフェア2009」が、来る6月13日(土)14日(日)の2日間、香川県高松市のサンメッセ香川で開催される。主催は讃岐石材加工(協)(代表理事=漆原憲和氏)。同展示会では、庵治石、大島石、青木石などの高級墓石をはじめ、仏像、燈籠、彫刻品など、産地ならではの加工技術と多彩なアイデアを活かした国産製品が一堂に展示されるほか、石材関連機械・工具等の新製品も豊富に展示される予定。業界の最新製品・情報が集まる産地展示会として高い注目を集めている。

4面 千利休所有の蹲踞を公開
岐阜県土岐市久尻の織部の里公園内にある展示施設「創陶園」で、去る3月7日・8日の二日間、千利休が使用したとされる茶室の手水鉢「四方佛蹲踞」の一般公開が行われた。また、利休とのゆかりを伝える添え状の掛け軸も同時に展示され、茶道愛好者らで賑わった。

5面 技は力なり!加工メーカーの今 茨城県桜川市 ㈲坂口石材工芸
厳しい経済状況が続く中、加工メーカーはどうしているのだろうか。産地の実情はどうなのか――。そう思うと、いてもたってもいられず、石材三大産地の一つ、茨城県桜川市を訪ねた。伝統と歴史ある桜川市は、旧町名の真壁の名で石の町として、そして業界内では加工産地として広く知られる町。その真壁地区で、18年前からやくもの加工の専門業として、墓石(お墓)・供養塔、建築石材、モニュメント、彫刻、記念碑、灯篭(燈籠)など、あらゆる石材加工(御影石から大理石、翡翠等)を行っているのが㈲坂口石材工芸だ。最先端の設備と独自の技術を注ぎつつ、小叩きやノミ切仕上げなど、古来の技にもこだわり、独特の深みある仕事を手がけている。代表取締役であり、一級技能士(石材加工・石貼り・石積み)でもある坂口登氏(41才)に話を伺った。

9面 全国へと販路拡大・真壁小目石
出川工業㈱が採掘する『真壁小目石』が順調な採掘状況を見せている。丁場内には巨大な岩盤が広がっており、平均月産6000才は茨城でもトップクラスを誇るもの。現在、採掘場では12名の職人が活躍しているが、ベテランに混じり20~30代の職人7名も丁場で石と向かい格闘している。

14・15面 お墓ディレクター検定2級問題と解答
去る2月4日、全国6会場において第6回お墓ディレクター検定(日本石材産業協会主催)が開催され、約700名の業界関係者らが受検した。今号では2級検定の問題と解答を掲載しており、自身の実力をチェックするためにも一度トライしてみてはいかがだろう。

好評連載中!
3面 丁場レポート「コンピュータによる表現の限界」
3面 石材店の基礎知識・仏教由香里の植物「尼拘律樹」
11面 アントニ・ガウディに触れる③・山田能資氏
13面 亀川洋の石日記「新制作展・彫刻受賞作家展」
13面 晴彫雨読『日本の美術45・石造美術』
16面 吉河功の石造美術の魅力「宝篋印塔の話⑦」
16面 これからの墓「墓の変化」