石材新聞ニュース 2009年2月5日号

2月5日号の主な掲載内容

1面 全国石材人交流会 6月18日東京で開催
日本全国の若手石材人が一同に会し、交流と連帯の和を広げる場にしようという「全国石材人交流会」が来る6月18日(木)午後7時30分(予定)より東京・新橋駅周辺にて開催されることが、このほど日本石材産業協会(石産協)次世代育成ネットワーク委員会から発表された。昨年に引き続き今回も日本石材産業協会の年次大会にあわせて企画。年次大会で予定されているワークショップ・セミナー、総会等の後に企画されているため、青年部メンバーにとっては勉強と交流を兼ねた研修旅行として計画するのも有意義であろう。

4面 伝統を守りつつ新しいチャレンジで活路開拓
古き良き伝統に現代の機能性を融合させた墓石提案で他店との差別化を図る大寅石材(秋田県湯沢市)。オリジナルデザイン墓石「偲いやり」「掌愛」(特許取得済み)を開発した(有)おの(宮城県)との協力体制で確立する同社の取組みについて、大寅石材の4代目・大山茂弘社長に聞いた。

5面 既存客との人間関係を深め店のファンを増やしていく
愛知県岡崎市・㈲石のセンター稲葉 稲葉敏夫氏
「日本一のおもてなしができる心の店」をコンセプトに、展示場づくりから接客、アフターフォローまで、顧客目線に立ったサービスを徹底することで高い販売実績を見せているのが、㈲石のセンター稲葉が展開する「やすらぎや」だ。1000坪もの大型展示場を舞台にチャリティーコンサート、熱気球体験、グランドゴルフ大会などのイベントを定期的に開催。既存客を中心に良好な人間関係を育みながら独自の“コミュニティづくり”に力を注ぎ、明確な他店との差別化を見せている。価格やデザインなど“モノ”に力点を置く従来の石材店とは違う“店としての価値づくり”を追求する「やすらぎや」の取組みについて、同社・稲葉敏夫社長に聴いた。

7面 「日中石材協議会」開催に向けて 「混沌とする今こそ、一歩先を見据えた取組みを」 
日本石材産業協会・輸入卸商部会長・吉田岳氏
世界的な景気停滞により日中間の石材取引も混沌とする中、両国業界の良好な関係維持と継続的な発展には何が必要なのか?この大きな課題をテーマに中国厦門国際石材展覧会会期中の3月7日午後、展示会場会議室において「日中石材協議会」が開催される。物価・人件費などのコストアップ、発注量減少、品質低下など厳しい課題が山積している現状を受け、様々な問題が協議・提案されるこの会議を前に、その開催趣旨や今後の方向性等について同協議会で議長を務める日本石材産業協会輸入卸商部会長・吉田岳氏に聴いた。

12・13面 2008年度石材輸出入通関実績発表
財務省ではこのほど2008年度の石材輸出入通関実績を発表した。これによると、中国からの花崗岩製品輸入量は昨年に比べ12.8%減、金額は9.8%減。また、国産石材(原石+スラブ)の中国への輸出に関しては、数量=17.1%減、金額=20%減となっており、全体的に市場の減少傾向が見受けられた。

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3面 石材店の基礎知識・仏教ゆかりの植物「栴檀」
3面 心あたたまる接客のかたち
14面 大仏師・長岡和慶コラム「和のこころ」
16面 吉河功の石造美術の魅力「宝篋印塔の話」
16面 これからの墓「永代供養墓①」林宏美氏