石材新聞ニュース 2008年 9月25日号

9月25日号の主な掲載内容

1面 ペット供養課税対象と判断・最高裁初判断
「ペット供養は利益を追求しない宗教行為なのに法人税を課税されたのは不当」だとして、愛知県春日井市の宗教法人「慈妙院」が小牧税務署長(愛知県小牧市)に課税取り消しを求めた訴訟の上告審判決が去る9月12日、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)であった。判決では「法人税法が課税対象とする収益事業に当たる」とされ、「慈妙院」側の上告が棄却された。宗教法人によるペット供養が法人税法上の課税対象と最高裁が判断したのは初めて。

4面 この霊園の魅力「鶴岡八幡宮墓苑」
国際的史都・鎌倉の中心として国内外より多くの参拝者が訪れる。鶴岡八幡宮。今回は、この鶴岡八幡宮が直接運営している神道墓地「鶴岡八幡宮墓苑」をレポート。開設のきっかけから墓苑運営の姿勢・取組みなどを紹介している。

5面 老いても病んでも、生命の花よ最期まで
1冊の月刊誌(ウェッジ)から始まった、観音像にまつわるお話。なぜお施主さんがその石屋さんに制作を依頼したか。心温まるエピソードをご紹介している。

6・7面 「むれ源平石あかりロード」トークショー
日本石材産業協会(井口健二会長)では去る9月5日、香川県高松市の高松国際ホテルにおいて中国・四国全体会議を開催した。約120名もの業界関係者が集まった今回の会議では、庵治産地の特性を活かした地域イベント「石あかりロード」トークショーと共に、「地域貢献」をテーマとするテーブルディスカッションも行われ、社会に貢献できる石材業界のあり方や今後の方向性等を探った。期間中に8万5千人もの来場者で賑わう「石あかりロード」は、地域振興と産業振興とが融合する社会貢献に繋がる事業として石材業界でも高い注目を集めている。今年で4回目を迎えた同イベントが、どのような成果をあげ、今後どのような展開を見せていくのか。イベントスタート時から企画・運営を進めてきた3名によるトークショーの様子を抜粋して紹介します。

8面 日本の石あかり、ナンバー1決定!
「第4回むれ源平石あかりロード」のメイン企画の一つ「JAPAN石あかりコンテスト」の審査結果が去る9月5日に開催された「日本石材産業協会・中国四国全体会議」の席上で発表された。今回のコンテストには27点の作品がエントリーしており、高松市長をはじめ香川県観光交流局長、㈱石文社、讃岐石材加工(協)、日本石材産業協会、弊社の6名による審査で受賞作品を決定。なお、帯広賞は(高松市と“愛の聖地”として友好交流がある)帯広市の職員7名による審査、特別賞は一般来場者(1907名)による人気投票によって決定された。石あかりコンテスト受賞作品を受賞者にご記入いただいたアンケート回答と共に紹介している。

9面 崇武・日本企業の字彫り工場から見た中国石材事情
墓石にとっての字彫りは、デザインとともに、お施主様の思いがこもる大切な部分であることは言うまでも無い。そんなところだからこそ、思いを込めて字彫り一筋33年という㈲所沢石材工業(肥田野善一社長・埼玉県所沢市)。昨年、中国福建省崇武に字彫り工場を開設、丁度1年が経ったこともあり、中国の工場から見た石材事情などを聞いてみた。

好評連載中!
3面 石見遊山 福島県「白河石」…3面
14面 “旅は人生の肥やし”伝統を感じる石の生地(聖地)イタリア④ ㈱イシフク代表取締役会長 望月威男氏
15面 吉河功の石造美術の魅力「五輪塔の話19」
15面 シッキーの気になるホームページ考⑤
16面 これからの墓84「霊園の管理」林宏美氏