石材新聞ニュース 2008年 4月5日号

4月5日号の主な掲載内容

1面 庵治ストーンフェア08 5月17日~18日開催
初夏の産地展示会として知られる「庵治ストーンフェア2008」が、来る5月17日(土)~18日(日)の二日間、香川県高松市庵治町新開の市有地にて開催される。主催は(協)庵治石振興会(代表理事=岡田賢氏)。  「石に魅せられて」をメインテーマに、庵治石をはじめとする高級国産製品が多数展示されるほか、石材関連機械・工具等の新製品も豊富に展示される予定。また特別展示として、第二次世界大戦中に時代の要求により製作された庵治産地きっての傑作品も今回展示されるという。

4面 国産材・国内加工は今後どうなるか? 日本石材産業協会・東北地区会議
去る2月26日、福島県郡山市の磐梯熱海温泉「ホテル湯の華」において日本石材産業協会・東北地区全体会議が開催された。同会議には東北・北関東地区の採石・加工・関連業者らを中心に約60名が参加。中国製品の値上げが現実的な話題になってきている中、「今後、国産材と国内加工はどうなっていくのか」。その可能性を探るべく、採石・加工・関連業者の各代表者からの報告と共に参加者全員によるテーブルディスカッションを行い、現状と今後の課題等を確認しあった。

5面 閉山が懸念される623・AG98丁場は今 ㈱高田屋・澤田義徳氏寄稿
3月に中国福建省を訪問した㈱高田屋・澤田義徳氏による特別寄稿。閉山が懸念される623、AG98丁場を訪れ、現在の状況、今後の方向性などについて述べていただいている。※澤田義徳氏…主に国産銘石並びに外材の原石・製品に輸出入を行なっている㈱高田屋(本社=茨城県桜川市)営業部長。これまでに国内外問わず様々な産地視察経験を持っている。

7面 新企画 この霊園の魅力① 西多摩霊園
首都圏近郊を中心に高い支持を集めている霊園をレポートする月一回の新企画。第一回目となる今回は東京都あきる野市にある『西多摩霊園』をレポートしている。(取材=六月書房『仏事ガイド』編集部)

10面 老舗と新鋭石材店が業務提携 「共生」というビジネスモデル
【長野】家族経営で何代にもわたり地域に根差してきた石屋さん。日本の石材店のほとんどがこうした石屋さんであろうと思われるが、後継者難や経営難などで継続が難しいお店も少なくなかろう。そんな状況にありながら、ここ数年来マーケティング等の手法を用いて石材店経営を見直す動きが増えてきている。旧来の石屋さんと最新マーケティングを活用する墓石店。一見相反する同業同士が業務提携したら、どうなるのだろうか。これまで前例のない話題をキャッチ、早速取材に訪れた。

12面 国産新石種 天竜みかげと命名 採掘スタート
天竜川左岸にあたる長野県下伊那郡泰阜村において斑の浮き上がる細粒黒雲母花崗岩が埋蔵していることがわかり、愛知県岡崎市上佐々木町・石工団地内にある小川石材店では、このほど長野県から許認可を取得。本格的に採掘をスタートさせることとなった。

13面 あなたの心に響く 感動の『お墓』物語④
親族だけの葬儀、お墓不要論など、昨今都会を中心に簡略化が進行する葬送のかたち。しかし、宗教的意義はもとより、それが本当に近親者にとって意味のあることなのでしょうか?伝統の五輪塔に故人のかたちを感じたお施主、完成したその五輪塔の墓石に故人の存在を確かめ慈しむ参列者の言葉に、改めてお墓・墓石の果たす役割を考えさせられる、今回のお話。体験者は、長野市で5代にわたり石工店を営む中沢石工所・中沢和明専務です。

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1面 石のかたち160 長野県飯田市・上村・南信濃村合併記念庭園
3面 石材店の基礎知識 仏具について「数珠」
3面 心あたたまる接客のかたち 挨拶用語や敬語をスムーズに使えると信頼度が増す
14面 アジアのエネルギー体感の一週間「ベトナム・カンボジア」紀行⑥
15面 墓石店とマーケティング 第三十二話「墓石の行く先」 西潟弘明氏
15面 吉河功の石造美術の魅力「五輪塔の話④」
16面 これからの墓69「樹木葬墓地」 林宏美氏
16面 ちょっと気になる石の本『サンチーのストゥーパ』山田政博氏