石材新聞ニュース 2008年 3月15日号
3月15日号の主な掲載内容
1面 積載重量の規制実施へ
国土交通省では、平成10年3月31日より「フル積載(20フィートコンテナの場合、コンテナ重量を含め20~24トン)した海上コンテナ用セミトレーラー連結車」を特殊車両通行許可の対象にすることに伴い、車両取扱い業者に対して「10年間(平成20年3月31日)の経過措置内に適合車両への転換」等の対応を求めてきた。3月31日以降、20フィートコンテナを運ぶ2軸車両のセミトレーラー連結車に関しては、コンテナ重量を含む最大で20トンまでの積載量に制限されることとなる。
4・5・6・7面 日本石材産業協会、一歩一歩着実な歩みで
設立から今年で7年目を迎えた日本石材産業協会。現在、会員数1100名を越え、今年の3月末には都道府県単位で組織される24の支部が立ち上がる。産地証明書の発行、お墓ディレクター検定試験、消費者への意識調査、墓石の振動実験など、業界団体として活発な取り組みを行ってきた石産協。設立準備から協会運営に携わってきた井口健二会長に、今後の取り組みや石産協の目指す方向をインタビューした。
また6・7面には、お墓ディレクター検定制度を立ち上げた当時の担当副会長で現在会員増強本部長を務める相澤友夫氏と、お墓ディレクター検定テキスト『日本人のお墓』の監修・編著者である小畠宏允氏に、お墓ディレクターのこの5年間を振り返ると共に、今後のお墓ディレクター、石産協、墓石店のあり方について語ってもらった。
8面 墓地の被災状況と地盤との関係
様々な対策ツールやサービスが開発されるなど、墓石業界でも地震対策が必然の項目になりつつあるものの、実際の地震発生に際しては、未だに墓石倒壊の被害が後を絶たない。昨年の能登半島沖地震では燈籠転倒による人命被害が発生するなど、業界全体として地震対策への意識・注意の喚起が急務になっている。そんな昨今の流れを受けて、去る2月22日メルパルク大阪で開催された「近畿地区青年部交流会」では、日本石材産業協会による墓石の振動実験をはじめ被災地での現地調査などを積極的に行ってきた服部仁氏を講師に招き、「墓石と地震と地盤」をテーマに講演会を実施。服部氏はこれまでの現地調査等に基づき、地震動の強弱・種類の違いに大きく影響する地盤についての見解を中心に、墓石の地震被害軽減策を紹介した。地震に対してどのような墓所・墓石がより安全で安心できる条件なのか。石材店は今後どのような対策をとるべきなのか。その内容を抜粋し、紹介したい。
10面 第45回技能五輪全国大会・優勝は織田和政さん(㈱犬塚石材本店)
「第45回技能五輪全国大会」が去る3月1日~2日に開催され、各都道府県の予選大会等で選抜された満23歳以下の若手技能者980名が参加。合計43種目の競技が繰り広げられた。 今回の大会は千葉県の幕張メッセをメイン会場に18会場(千葉県内の7会場、東京都内の8会場ほか愛知県、大阪府、長野県)で行われ、石工部門は愛知県岡崎市の岡崎技術工学院において開催。予選を通過した11名の選手が腕を競い合い、㈱犬塚石材本店の織田和政さんが優勝した。
16・17面 第5回お墓ディレクター検定2級試験問題と解答を掲載しています。
好評連載中!
1面 石のかたち158 第45回技能五輪全国大会優勝作品
3面 丁場レポート18 冬の作業の注意点②
3面 石材店の基礎知識108 仏壇・仏具について⑤
13面 花の都・パリの葬儀展を訪ねて・最終回―特別寄稿・山田能資氏
13面 アジアのエネルギー体感の一週間「ベトナム・カンボジア」紀行
14面 亀川洋の石日記⑦「彫刻家からの贈り物」
15面 墓石店とマーケティング 第二十九話「石材店のホームページはどう作ったらいいのか?」 西潟弘明氏
15面 吉河功の石造美術の魅力「五輪塔の話②」
18面 これからの墓67「霊園の造成費」 林宏美氏
18面 石の悩みズバリ解決します!「エフロレッセンスについて」