石材新聞ニュース 2008年 3月5日号

3月5日号主な掲載内容

1面 石材業者の疑惑解消 兵庫県淡路島の古墓石放置犯逮捕 兵庫県洲本市と南あわじ市の山中に古墓石が大量に放置されていた事件を捜査してきた兵庫県警生活環境課と洲本署は2月18日、洲本市内の古墓石処理業者社長とトラック運転手の2人を廃棄物処理法違反(無許可の収集運搬など)の疑いで逮捕、取調べを始めた。

4面 環境に配慮した持続可能な墓地とは
環境問題に対する社会的な関心が高まる中、去る2月2日午後1時より駿台トラベル&ホテル専門学校(東京都豊島区)で、「環境に配慮した葬祭のあり方」を考える公開セミナーが開催された(同校ライフステージ学科主催)。同セミナーでは環境をテーマに、葬祭・火葬・墓地の専門家による講演が行なわれ、火葬・墓地、そして葬送分野に関わるビジネスのあり方や問題点、解決策などについて3講師の見解が紹介された。
このうち、「環境に配慮した墓地のあり方」のテーマでは先頃この分野で初めて博士号を取得した、聖徳大学教授で石匠あづま家の長江曜子氏が講演。“環境への配慮”という視点は、大規模工事を伴う墓地造成にとって大きな課題になってくるものだけに、今後どのような霊園形態が求められ、どのような対応が必要になってくるのか。その内容を抜粋し、紹介している。

5面 特別インタビュー/沼津石材㈱代表取締役 榊原晃
「100年先まで続く心の通ったコミュニケーションを」
「顧客第一主義」をコンセプトに昭和24年の創業以来、常に革新的な業務展開を続け、静岡県東部地区を中心に高い販売実績を見せる沼津石材㈱。平成14年には国道414号線の拡張に伴い、本社と沼津工場を、全天候型対応の総合墓石展示場「悠石館」としてリニューアル。合計床面積2300平米という規模はもちろん、業界最先端のデザイン・レイアウトを提案する新感覚の墓石展示場として、業界でも広く知られる。
この「悠石館」を舞台に去る2月9日~11日の三日間、地域住民を対象にした「春の大感謝祭」を開催。柔道の金メダリスト・古賀稔彦選手の講演会やBMX、大道芸、手品ショー、占い、人形作り、ホームシアターなど多彩なイベントとともに、地元海鮮料理を振舞う屋台村など、石材展示場がお祭り会場と化した。イベントの取材に際し、同社の取組みや目指す方向性などについて榊原社長にインタビューした。

7面 全国優良石材店の会 25周年記念  非営利組織中間法人全国優良石材店の会(全優石・吉田剛会長)では去る2月6日、創設25周年記念となる「第6回定時総会」をグアム島のホテル・ニッコー・グアムで開催した。総会にはご夫婦で参加される会員が毎年増えているが、今回は社員旅行を兼ねての参加もあり、合わせて210人余りが参加した。総会では、今後注目される一大マーケットである団塊世代に向けた戦略などを中心に議論が交わされた。

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