石材新聞ニュース 2025年1月15日号

1面 改葬の件数、10年前の約2倍に


厚生労働省では昨年10月29日に2023年度の改葬件数を発表した。これによると2023年度における年間の改葬総数は16万6886件で、年々増加してきている。紙面では過去10年の比較と共に、改葬の中身を重視した情報発信を求める内容にも触れています。


2面 石材店のための法律講座


お客様の母親が納骨堂を経営している寺院と納骨堂使用契約を締結しました。その後、数年経ってから、事前の説明・広告内容と異なる事項が発覚。契約を解除して支払い済みの永代使用料や管理費の返還を求めることはできるでしょうか?弁護士・戸部秀明先生に回答いただいています。


3面 新連載「仏具・仏壇の基礎知識」Vol.①


お墓に関連する「仏具・仏壇の基礎知識」を押さえておくことも、石材店がお施主からの信用を高める要素になるもの。本連載では石材店向けに仏壇・仏具の卸販売ならびに販売のサポートをしている㈲川本商店の担当者・一ノ渡晴子さんに「仏具・仏壇の基礎知識」をうかがっていきます。


4面 手加工技術の粋を尽くした香炉・花立を設置

東京都港区にある名刹・西應寺の納骨堂に香炉と花立が一体となった石作品が設置され、歴史ある寺院にふさわしい趣深い点景が加えられることになった。西應寺の北条雅道住職と、石作品を製作した一銀石材(東京都東久留米市)の稲田圭二郎さんにお話をうかがいました。


5面 小売石材店レポート ㈲毛利石材工業(秋田県能代市)

秋田県能代市で創業100年を超える㈲毛利石材工業は、自社加工できる強みを活かし、多彩な石製品の開発・地元の方々との接点づくりなど、様々なチャレンジを続けています。同社の毛利洋平さん(35歳)にお話をうかがいました。


6面 丁場リポート 秋田県産「男鹿石」


全国各地の銘石をめぐる企画「丁場リポート」。今回は秋田県産「男鹿石」を採掘している㈱寒風の丁場を訪問。同社・原田紀文部長に現在の採掘状況や、「男鹿石」を活かした同社の多彩な取り組みなどについてお話をうかがいました。


7面 「備中青みかげ」の丁場を取材


岡山県矢掛町で採れる「備中青みかげ」は深い青緑色の美しい色合いときめ細やかな石目が特徴。硬質で耐久性にも優れており、石材店ユーザーからも評価されている。採掘元の小野石材工業㈱へうかがい、現在の丁場の状況・新たな商品開発の取り組みなどについてお話をうかがいました。


9面 全国各地で「災害協定」の締結を推進


日本石材産業協会は現在、全国の自治体等と災害発生時の対応策を定める「災害協定」の締結を進めています。同取り組みを担当する石産協・災害対策特別委員会の齋藤繁樹委員長に、その目的や意義などについてお話をうかがいました。


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1面 記者雑感
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