石材新聞ニュース 2016年5月5日号

1面 「岡崎城に“日本最長”の石垣」一続きの石垣城壁・全長400メートル
このほど愛知県岡崎市にある岡崎城南側の乙川(菅生川)沿いに、今から約370年前(1644年)に完成したとされる長さ400メートルもの石垣が発見された。これは岡崎市が進める岡崎城周辺の発掘調査でわかったもので、途切れの無い直線的な石垣として約400メートル続くのは“日本最長”とのこと。

2面 「熊本地震」石造物も被害甚大
4月14日からの一連の熊本地震により、石造物の被害も多く報告されている。4月30日に熊本市内を訪れ墓地の様子などを見てきたが、余震も続く中、各石材店には連日のように修復依頼の問い合わせなどが寄せられており、その対応や墓所の修復作業に向け、不断の努力が続けられている。

3面 6月11日・12日「庵治ストーンフェア2016」
初夏の産地展示会として知られる「庵治ストーンフェア」が来る6月11日(土)・12日(日)の2日間、香川県高松市のサンメッセ香川で開催される。業界最大級の展示会として知られる同フェアには毎回“石のプロ”がこぞって来場する。今号では今回の展示会企画などについて紹介します。

4面 石材加工メーカーの今/㈱岡谷グラニット
全国の石材加工メーカーを訪問し、長年受け継がれてきた技能や技術、製品に込められた想いなどをお伝えしていく企画シリーズ。今回訪ねたのは、庵治産地で地元の約20社と提携して加工を行なっている㈱岡谷グラニット。協力会社がそれぞれに持っている得意分野を最大限に活かしながら、加工の分業制を確立している。

5面 墓石業界見聞録「団吉くんまつりレポート」
博士(宗教思想)であり、葬送に関するコラムニストとしても知られる内藤理恵子氏に執筆いただいている人気コラム。今回は愛知県岡崎市の岡崎石工団地を舞台に4月23日(土)・24日(日)の二日間開催されました「団吉くんまつり」に参加された、その体験レポートを綴っていただいている。

7面 石材店のための法律講座
質問「管理料の滞納者に対する処置について『立て看板』→『墓石撤去』→『永代供養塔に遺骨の合葬』といった順序で対応しようと思います。このような対応をしてもよいでしょうか?」弁護士・戸部秀明先生に回答いただいています。

16・17面 石材組合・団体レポート
今年4月に行なわれた全国各地の石材組合・団体の総会等をまとめてご紹介します。各地組合・団体の活動・事業内容などは参考になることも多く、ぜひご覧ください。掲載されている組合・団体等は以下の通り。岡崎技術工学院/岡崎石工団地青年経営者協議会/埼玉県石材業協会青年部/(協)岡崎石製品工場公園団地青年部/岡崎石製品工業(協)青年部/静岡県石材組合/讃岐石材加工(協)石栄会/京都府石材業(協)石青会/岡崎石材青年クラブ/横浜石工連合組合/長野石材(協)

好評連載中
6面 売上アップのツボ・POP講座「POPのカンタン装飾」
10面 石造美術の基礎知識「円形の塔身41」
10面 これからの墓「化粧と研磨」