石材新聞ニュース 2015年7月25日号

1面 2015年上半期 花崗岩「製品」輸入実績/前年比量24.8%減・金額15.5%減
財務省では今年上半期(1月~6月)の石材輸出入通関実績を発表した。これによると墓石が含まれる花崗岩「製品」輸入量は合計27万2974トンで前年比24.8%減(前年=36万2922トン)、金額は359億6848万5千円で前年比15.5%減(前年=425億8731万7千円)となっていた。

2~5面 特集「石材商社は今① 東日本編」
消費増税以降の景気の落ち込み、円安が続く為替相場、マスメディアによる墓じまいの報道など、墓石業界に逆風が吹く昨今、石材流通の最前線に立つ卸商社は現状をどのように捉え、またどのような対応をしているのだろうか。現在進行形の動きを把握するために今号では東日本の石材商社8社(いずみ産業㈱/㈱イナダ/インターロック㈱/㈱冲セキ/カンノ・トレーディング㈱/㈱高田屋/㈱ナイガイ/原産業㈱)を取材した。

6面 石工技能を大切に守りながら
大分市の㈱豊東石材は昭和14年に創業。二代目となる豊東勲社長は一級技能士資格(石材加工・石積み・石張り)を取得しているほか、全国技能士会連合会から「全技連マイスター」の称号も取得。石工技能を大切に守り続けている同社の取り組みなどについて話をうかがった。

7面 同業の垣根を越えて小売店を支援
九州地区の小売石材店を支援・サポートすることを主旨として活動する九州石材商社会。同会は会員13社の内12社が石材卸業を生業とし、同じ九州を商圏とする同業社で組織されているのが大きな特徴。同会の取り組みなどについて話をうかがった。

11面 お墓の新たなる選択肢としてガラス・シルエットを活用
東京都府中市の霊園「フラワーメモリアル 国立府中」の運営・管理を請け負っている㈱松戸家が、お墓の新たな可能性を示す永代供養墓を建立した。㈱冲セキによる協力のもと、石材とガラス、そして花と緑が見事に融合した新たな造形は、同霊園を訪れるエンドユーザーからも好評という。

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