石材新聞ニュース 2014年12月5日号

1面 第52回技能五輪「石工職種」金賞は香川の水村 仰さん
若手技能者たちが腕を競い合う「第52回技能五輪全国大会」が去る11月28~12月1日までの四日間開催され、「石工職種」は香川県高松市・㈲岡本石材の水村仰さんが優勝した。今大会は、愛知県内全13会場で競技が行われ、各都道府県から選抜された満23歳以下の若手技能者約1200名・全42職種の選手が参加。若手の技能日本一を競った。

2面 社長や周りの人に支えられての金賞
第52回技能五輪全国大会「石工職種」で金賞を受賞した水村仰さんに大会までの取り組み、そして受賞を果たした想いなどを語ってもらった。水村さんは実家が石材店の後継者という形ではなく、高校卒業後に㈲岡本石材に就職。職人として技術を磨き、初出場で金賞に輝いたことも大きな功績といえる。

7面 日中墓石(技術)交流会
日本と中国の墓石業界の相互理解を深めることを目的に10月21日、「日中墓石(技術)交流会」が中国・福建省恵安崇武で開かれた。両国業界それぞれの近況を共有すると共に、墓石工場経営のポイントなどを指導する講演、中国製自動研磨機などの見学も行われた。

8面 石材新聞企画『一から学ぶ研磨実習』開催
昨年6月に行った『一から学ぶ研磨実習』の第二弾となる企画を11月18日に開催。当初3名の募集枠だったが応募者が多数だったため、三和研磨工業㈱の許可をいただき4組5名に受講していただいた。当日の様子をレポートする。

9面 開運のお手伝いこそ使命
「当社はお墓づくりを通じてお客様の人生における“開運”のお手伝いをすることが使命と考え、日々経営を行っております」と語るのは岩手県花巻市東和町の藤根石材㈱・藤根浩貴(こうき)社長。今年で創業93年となる同社の取り組みなどについて藤根社長に話をうかがった。

16面 石材店のための法律講座
質問 ある小売石材店からの相談です。「お客様(エンドユーザー)から建墓の相談を受け、その意向をくみ取りながら、お墓のデザインを考えて提案しました。そのデザインは通常の墓石とは違い、非常に凝った意匠を施すもので、類例のない斬新なものであり、図面もお渡ししました。お客様からは、その段階で「気に入らない」といわれたので「このデザインは当社以外では使わないように」とお伝えし、口約束でしたが同意してもらいました。
ところが、お客様は後日、他の石材店に依頼し、当社が考えたデザインのお墓を作ってしまったのです。デザインの意匠登録はしていませんが、法的措置をとれないでしょうか?」弁護士・戸部秀明先生に回答いただいています。

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