石材新聞ニュース 2009年4月15日号
4月15日号の主な掲載内容
1面 八女八景水車が完成・八女石灯籠(協)が製作
福岡県八女市本町の八女伝統工芸館横に、昨秋より製作が進められていた地元産八女石を使用した「八女八景水車」が完成し、去る3月1日完成式典が行なわれた。 この「八女八景水車」は、矢部村の蹴洞岩、星野村の棚田、八女市の石橋など同地方の八景を山水画風にデザインに取り入れた構成で、中央部分に水車が配置されている。水車の直径は1.53㍍で、同石造の中を流れる水でクルクルと回る仕組みになっている。石造全体の高さは約3.7㍍、横幅約5.4㍍、奥行約3.4㍍。石の総重量は約20㌧になるという。
4面 額安寺宝篋印塔を修復・移設
奈良県大和郡山市の古刹・額安寺において去る3月18日、鎌倉時代に活躍した石工集団「大蔵派」の祖・大蔵安清によって制作された宝篋印塔の移設作業が行われた。今回の移設では、宝篋印塔への免震施工が施され、文化財保護への取組みとして注目を集めている。
5面 本当の磨きをかける条件を揃える加工場 ターゲットはお施主の満足 茨城県・㈲笹口石材
石材三大産地の一つとして知られる茨城県の真壁地区で「磨き」にこだわりを持ち、良質製品の加工メーカーとして取引先からも高い支持を得ている㈲笹口石材。同社の創業から、石材加工にかける姿勢、こだわりなどを笹口美智夫社長に聴いた。
15面 お墓ディレクター検定1級問題と解答
去る2月4日、全国6会場において第6回お墓ディレクター検定(日本石材産業協会主催)が開催され、約700名の業界関係者らが受検した。今号では1級検定のマークシート問題と解答を掲載しており、自身の実力をチェックするためにも一度トライしてみてはいかがだろう。
16面 新企画「石材店のおかみBlog」
秋田県仙北郡の「石のヤマダ」のおかみさんこと山田敬子さんに、お客様とのエピソードや店内での出来事など、日常仕事を女性ならではの視点で寄稿していただく新コーナー。今号では石材店における「おかみの仕事」について寄稿していただいています。
好評連載中!
3面 丁場レポート 「コンピューターによる表現の限界②」
3面 石材店の基礎知識 仏教ゆかりの植物「龍華樹」
16面 オダッチの気になるホームページ考
17面 亀川洋の石日記 「石工房磊造展示会」
17面 晴彫雨読 『石造物が語る中世職能集団』
18面 吉河功の石造美術の魅力 「宝篋印塔の話⑩」
18面 これからの墓 「線香と塔婆」