石材新聞ニュース 2008年 8月5日号
8月5日号の主な掲載内容
1面 岩手県沿岸北部を震源に震度6強の地震発生
去る、7月24日午前0時26分頃、岩手県沿岸北部を震源とする強い地震(マグネチュード6.8)が発生。岩手県洋野町で震度6強、青森県八戸市で震度6弱を記録、北海道から関東、新潟県まで広い範囲で揺れを記録した。6月の岩手・宮城内陸地震で震度6強を記録した宮城県栗原市では、震度5強を観測した。今回はプレート内地震の特徴として0.1~0.2秒の短周期地震動が目立った為、墓石・灯篭や工場の配管などの小型構造物が大きく揺れ、震度6以上を観測した地域の墓地では墓石倒壊やずれを含めると半数以上の墓石などが被害を受けているとのこと。お盆が近いこともあり、弊紙記者が訪れた8月31日の状況は、地元石材店による懸命な努力により、ほとんどの墓石が修復されていた。取材の詳細は6面に掲載。また、岩手・宮城内陸地震後の状況を7面に掲載。
2面 「手元供養商品」卸販売スタート ㈱メモリアルアートの大野屋
㈱メモリアルアートの大野屋(大澤静可社長)ではこのほど、同社で売れ筋の手元供養商品を厳選した『MAOパッケージ』の卸販売を始めた。同社では3年前より手元供養商品の販売を本格的にスタート。年々実績を伸ばしており、昨年にはオリジナル商品「ME・MORE(ミモア)」を開発。インターネット販売も充実させており、「今後の成長分野として位置づけている」と同社・担当者も力を込める。
4面 この霊園の魅力 入間メモリアルパーク(埼玉県)
今回紹介する入間メモリアルパークは武蔵野の大地に11万平方メートルを越える広大な敷地を有し、約7500区画の墓所を持つ大型公園墓地。奥武蔵の山並みと自然に囲まれた埼玉県屈指の公園墓地でもあり、霊園の入口から墓域を望むと左右に特徴的なデザインの黄色い2つの建物が見える。右が管理事務所で左が休憩所となっているこの建物は、古代ピラミッドの墓守として建造されたスフィンクスをモチーフに設計されており、まるで園内のお墓を守護してくれているように見える。休憩棟の前からは礼拝堂および上部の区画へと通じる長い階段が伸びており、階段の両側に配置された豊かな植栽が心を和ませてくれる。同頁では入間メモリアルパークの取組みや魅力について紹介している。
5面 新たな付加価値・販促ツールで墓石マーケット掘り起こしを支援 ㈱冲セキ代表取締役 緑間浩市
中国石材商社としてはもちろん、“石屋精神”みなぎる営業感覚で取引先の支持を拡大している㈱冲セキ(緑間浩市社長)。ダンボール梱包システムや墓石用免震金具の開発、販促グッズの拡充、中国情報のいち早いフィードバックといった商社としての積極的な顧客提案はじめ、かゆいところに手が届く小売店への総合支援に定評がある。その㈱冲セキでは、去る6月20日開催の日本石材産業協会年次大会・業者セミナーで、同社のダンボール梱包システムを活用したエコポスター、墓石免震金具を使ったリフォーム、福利厚生企業とのタイアップによる効率的な顧客開拓などの各種提案を紹介、参加者の注目を集めた。同セミナーの内容を中心に、同社が推奨する石材小売店の販促方法について緑間社長に聴いた。
8面 こんにちは、石材新聞です!奈良県奈良市 池渕石材工業㈱
ひところほどではないだろうが、墓石の建立基数のみを競っているかのように“石を売る”ことだけを目的にした石材業者は相変わらず多いようだが、本来の「お施主様の先祖供養のお手伝い」に力点を置き、お客様からの感謝とともに、年々伸張している石材店がある。今回は、再来年(2010)建都1300年を迎える古都・奈良市平松にある池渕石材工業(株)(代表取締役=池渕順幸氏)を尋ね、同店をとりまく状況や経営理念などについて伺ってきた。
12面 あなたの心に響く感動の『お墓』物語⑦
今回ご紹介するのは、岩手県九戸郡洋野町で石材店を営む百鳥(ももどり)石材店でのお話。実はこれ、同店が制作しお客様に渡している、小冊子『お墓を建てる時』に掲載されているものです。女性ならではの感性あふれる、心温まるお話。しばしお耳(お目)をお傾け下さい。
13面 日本流の加工・管理体制を徹底 現地での実績が揺ぎ無い信用に
中国国内における日本独資の石材工場といえば全国でもわずか数社だが、今回訪問した厦門依希達石材有限公司(董事総経理=石田榮一郎氏)がその一つ。1997年の開設以来、工場経営者として陣頭指揮を執ってきた石田社長に、この10年を振り返っていただくと共に、現地で実感している中国石材業界の現状をうかがった。
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1面 石のかたち171 「有楽町で逢いましょう」記念歌碑
3面 石材店の基礎知識117 仏具について⑨幡や幢は何を意味するか?
3面 心あたたまる接客のかたち「発想の転換は言葉の置換から」
15面 吉河功の石造美術の世界 第「五輪塔の話⑮」
16面 これからの墓80「新聞記事」 林宏美氏
16面 ちょっと気になる石の本『祈りの回廊』山田政博氏(山田石材計画㈱)