石材新聞ニュース 2008年 6月5日号
6月5日号の主な掲載内容
1面・4面 話題の情報をゲットできる!日本石材産業協会年次大会2008
日本石材産業協会の年次大会2008の開催がいよいよ間近に迫ってきた(6月19日・20日の2日間)。開催に先立ち、4面では各ワークショップの概容(予定)をお伝えしている。なお、ワークショップへの参加対象者は石産協会員及び会員企業従業員、入会予定者となっている。
3面 石見遊山 「庵治石大丁場ツアー」
「庵治石大丁場見学ツアー」といえば、庵治(あじ)ストーンフェア恒例の人気イベント。庵治大丁場石の会による協力のもと、97年から始まったこのツアーも12回目。回を重ねるごとに認知も高まり、毎回「お断りを入れなければならない」ほど希望者が多いという。今回の「庵治ストーンフェア」(5月17日・18日開催)でも、合計3回のツアーに総勢約100名の参加希望者が申し込むという人気ぶりだった。通常、丁場=採掘場といえば発破作業や重機の稼動などにより危険度が高く、関係者以外、一般の人はもちろん同業者ですら簡単に足を踏み入れることは出来ない。その中でも「庵治石の大丁場」は、庵治極上細目石の採掘の中心地。石を扱う者なら“一度は見ておくべき採掘場”。それだけに、これだけの人気も納得できるというもの。弊紙も庵治ストーンフェア取材の際、この貴重なツアーに同行させてもらった。
6面 こんにちは、石材新聞です!群馬県・(有)田部井石材
群馬県南東部の館林市は、「鶴舞う形のぐんまけん」と上毛カルタで歌われる鶴のちょうど目のあたりに位置している。五代将軍・徳川綱吉が将軍になる前の20年間、館林城主を勤めているほか、かつて昭和61年まで正田醤油の本社で現在は記念館となっている建物は、貴重な文化遺産になっている。さらに、文福茶釜で有名な茂林寺から、日本人初の宇宙飛行士・向井千秋さんの出身地でもあり、文化遺産あふれる町として発展している。
この館林市に、天保年間(1831・天保2年)創業、七代にわたって続いている老舗石材店があると聞き、初夏の一日、同店を訪問。創業から最近の石材業界の状況についてうかがった。今回は、群馬県館林市近藤町の㈲田部井石材(代表取締役=田部井忠史氏)の巻。
7~10面 匠の技に彩られた高級国産材製品を一堂に展示
庵治ストーンフェア2008開催
「庵治ストーンフェア2008」が、去る5月17日(土)~18日(日)の二日間、香川県高松市庵治町新開市有地にて開催され、2日間で合計15000名が来場。全国各地より訪れた石材業者をはじめ一般市民らで賑わった。今号ではストーンフェアの概容、展示ブーススナップ集、ストーンフェア石材コンクール受賞作品を掲載しているほか、青年部交流会の様子も紹介している。
14面 近年石造美術界の大発見 日本庭園研究会会長 吉河 功氏
中世の石造美術品という観点からすれば、全国的にはむしろ希薄と考えられてきた千葉県房総半島から、驚くべき名塔が出現したのは、本年三月十五日のこと。当日朝、十川洋明氏と共に調査に訪れた吉河氏は、願成就寺(東金市)の墓地の一角に立っている三基の石塔を見出して、あまりの発見に言葉を失ってしまったという。これまで日本で一切類例がない石塔なのだから、正に近年の大発見。今ページでは同石塔に対し、日本庭園研究会・吉河氏による考察を掲載している。
好評連載中!
1面 石のかたち165 災害復興を願い、十日町市・智泉寺に誓願観音像建立
15面 吉河功の石造美術の魅力「五輪塔の話⑨」
16面 これからの墓74「屋外看板」 林宏美氏
16面 ちょっと気になる石の本『石棺から古墳時代を考える』山田政博氏(山田石材計画㈱)