石材新聞ニュース 2017年5月15日号

1面 終活を再考するシンポジウム
去る5月7日、日本葬送文化学会は創設30周年を記念し、「終活ブームのつぎを本音で考える」と題するシンポジウムを都内の毎日ホールで開催しました。シンポジウムに登壇したのは八木澤壯一(東京電機大学名誉教授)、長江曜子(日本葬送文化学会会長)、鵜飼秀徳(僧侶、ジャーナリスト)、そしてコーディネーター役の滝野隆浩(毎日新聞社会部編集委員)を加えた4氏。定員180名の会場はほぼ満席となる盛況で、終活についての関心の高さが示されました。

2面 国産銘石で構成、動物たちが見守る明るいお墓
千葉県松戸市にある都立八柱霊園の正門前に店を構える㈱うめ家石材店。同社を営む三浦美喜雄さん、三浦輝美さんはこのほど三浦家の墓所を改葬することとなり、本小松石、浮金石、稲田石などで構成され、動物たちが見守る明るいお墓が完成。“石屋さん”がつくる我が家のお墓を取材させていただきました。

3面 『父らしいお墓を』/家族の想いがこもる建墓物語
お墓には先祖や亡くなった方たちに対する家族それぞれの大切な想いがこもっています。大分県宇佐市にて建立された高牟禮家のお墓(庵治石製五輪塔)も家族のあたたかい想いがこもるものであり、その建墓エピソードを取材させていただきました。

4面 丁場リポート「佐賀県産/七山みかげ」
全国各地の銘石をめぐる企画「丁場リポート」。今回は佐賀県唐津市の七山地区で産出される「七山みかげ」の丁場を訪問。採掘元の㈲七山石材・麻生雄一社長に現在の丁場状況、同社の取り組み等についてお話をうかがいました。

5面 第3期石材業界版ワクワク系マーケティング実践講座体験レポート⑤
日本石材工業新聞社では昨年6月より「第3期石材業界版ワクワク系マーケティング実践講座」を開催し、小売石材店・石材卸商社あわせて13名の方々に参加いただきました。本講座の参加者がどのような理論を学び、何を実践したのか。今号も引き続きその体験レポートをお伝えします。

11面 内藤理恵子の墓石業界見聞録「盆石で知る石の文化」
博士(宗教思想)であり、葬送に関するコラムニストとしても知られる内藤理恵子氏に執筆いただいている人気コラム。今回は根強い人気を誇る「盆石」をテーマに、その歴史や魅力、さらに筆者自身がチャレンジした盆石体験談などを綴っていただいています。

13面 POP講座「森田石材店さんのPOP パートⅡ」
前回に引き続き、連載筆者の石川伊津さんに兵庫の森田石材店さまへ訪問いただき、店頭での工夫を凝らしたPOPをご紹介いただきながら、さらにレベルアップを目指すアドバイスをいただきます。

好評連載中
12面 石造美術の基礎知識「石燈籠の火袋11」
12面 これからの墓「象徴的価値」
12面 石彫家に聞く「石の魅力」とは?
14面 お墓相談の現場から・エンドユーザーからの声
14面 お寺活性化入門「過疎地域における寺院活性化は可能か?②」